【F1仕事解説】F1ホイールガンの仕組みと仕事内容についてご紹介

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こんにちは、Yodiです。

日本国内でよりF1の魅力をより広げたくブログ活動をしております!

親戚A
親戚A

F1を最近見始めたんだけど、「ピットストップ」すごく早いんだね。どうやってあんなに早くタイヤを交換しているのかな・・・?

Yodi
Yodi

そうだね。F1のピットストップは他のモータスポーツに比べても早いことで有名なんだ!

F1観戦の見所の一つでもある、「ピットストップ」
レースの行方や順位に大きく影響を与えるイベントと言っても過言ではないでしょう。

世界最高峰のモータスポーツであるF1は、ピットストップ作業もやはり世界最高峰のスピードと技術力や作業力の結晶となります。

そうした、世界最高峰のピットストップ作業時に重要な役割を担っているメカニックの仕事内容や使用している機材についてご紹介を行います。

本記事では、F1業界で働くスタッフの仕事内容だけでなく、実際のレースシーンで発生したピットストップの失敗例や成功例についても後半ご紹介しておりますのでぜひご覧ください!

F1業界で働くことに興味がある方はもちろん、最近F1を見始めた初心者の方にも必見の内容となっております(^^)

今回の記事でわかること
  • ホイールガンの仕組み
  • ホイールガンマンの重要性
  • ピットストップクルーの仕事内容

ホイールガンの仕組みについて

ホイールガンを握る画像
引用:Photo by Red Bull Content Pool

ピットストップ時のタイヤ脱着をを行うには、「ホイールガン」と呼ばれる器具が必要となります。

ホイールガンはエアコンプレッサーで作動しており、ホイールガンのトリガーを引くことで作動し、ホイールナットを緩めたり、締めたりすることができます。

1回のトリガーを引くことでナットが緩み、2回目のトリガーを引くことで自動的にナットが締まる仕組みとなっております。

ピットストップからタイヤ交換作業までの流れ

ピットインまでに確認すること

ピットストップを行う際には、エンジニアから無線ラジオにてドライバーへピットインするよう指示を出すか、ドライバーからピット希望を伝えるかの2つとなります。

ピットインの準備に向けて各メカニックは、ピット作業時の所定の位置へ移動しタイヤ交換に向けての準備を行います。

メカニックが所定の位置へ着いた後に、確認することは主に下記2点です。

メカニックが確認すること
  • メインで扱うホイールガンがどこにあるのか確認
  • スペアガンが手の届く範囲に置かれているのか確認

メインのホイールガンが何かしらの理由により故障や使用できないなどといったトラブルが発生した場合、スペアガンを使う必要があるためため、手の届く位置においておく必要があるのです。

F1のピットストップクルーには各タイヤに一人ずつホイールガンを扱う人が合計4人います。

ホイールガンを扱うメカニックの周りには、タイヤを取り外す担当1名と、新しいタイヤを取り付けるメカニック1名がいるため、3人の連携が必要となります。

また、スムーズな連携を行うためにも、ピットストップ前にタイヤ脱着が行いやすいかどうか人の配置も事前に確認する必要があります。

タイヤ交換作業

F1レッドブルチームのピットストップ作業
Photo by Red Bull Content Pool

各メカニックが所定の位置についてから約10~20秒程度で車がピットインしてきます。

車がピットストップエリアに停止するとほぼ同時に、ホイールガンを用いてホイールナットを緩めタイヤが取り外せる状態にします。

側にいた担当メカニックがタイヤを取り外し、新しいタイヤを取り付けた直後にホイールガン担当のメカニックがホイールナットを締める作業を行うのです。

これら一連の作業を平均2秒前後で行っております。
ピットストップの世界最速レコードは、McLaren(マクラーレン)が、2023年F1第18戦カタールGPの決勝でF1最速=世界最速のピットストップ記録を更新する“1.80秒”で作業を完了させた。

Yodi
Yodi

脅威のスピードだよね・・・

特にホイールガンを取り扱う際には、担当メカニックは細心の注意を払って作業を行う必要があります。

ホイールガン担当メカニックは、タイヤホイールナットに向かって、垂直にホイールガンを差し込む必要があり、垂直に差し込まなかった場合、ホイールナットがなめてしまい正しく外れなくなったり、タイヤが正常に固定されずにレースに戻ることになります。

F1では、スポーティングレギュレーションにのっとり、タイヤが正しく装着されずにレースサーキットへ復帰した場合は失格となります。

タイヤ交換の失敗事例

実際に起こった、タイヤホイールナットが正しく取り外しや固定できずに、レース失格となってしまったケースを2つ紹介いたします。

ケース1 

2018年オーストラリアGPでは、Haas F1チームが中盤まで上位で走行しておりポイント獲得圏内であった。
しかし、ピットストップ時のタイヤの取付作業が正しく行われず、2台ともレース失格となっていしまうという悲劇に見舞われました。

ケース2 

2021年モナコGPでは、当時Mercedes F1チームに在籍していた、Valtteri  Bottas(バルテリ・ボッタス:現キック・ザウバー所属)が、ピットインした際、フロントライトのホイールナット部分がなめてしまい、タイヤを取り外すことができず失格となってしまいました。

そのタイヤはレース終了から約43時間後にようやく取り外されたとのこと。
ピットストップ時の動画をF1公式サイトから引用しておりますので御覧ください。

ピットストップのタイヤ交換はレース結果に大きく影響するということです。

タイヤ交換の成功事例

ピットストップ作業がスムーズに行われたことで、順位を大きく上げてレース復帰したケースも紹介します。

2024年日本GPでは、14番手走行していた角田は他チームの4台と同じタイミングでピットインをしました。

角田選手が現在所属している、The Visa Cash App RB F1 Teamsは 息の合ったピットワークを見せたことで、角田選手は一気にライバルを3台抜き去り、11番手でレース復帰することができたのです。

角田選手からのピットストップ後のチームに対するお礼の無線内容も非常にいいですよね!

【まとめ】最後に

ホイールガンの仕組みやその仕事内容について紹介をしてきました。

親戚A
親戚A

タイヤの脱着だけでもこんなに大変な作業だったなんて・・・全く知らなかった
一度の失敗でレースが台無しになると考えると、メカニックの方達もすごい技術力と精神力が必要なんだね。

Yodi
Yodi

そうだね。ドライバーだけでなくメカニックも、ものすごいプレッシャーの中で作業をしているんだ。

そのため、F1チームは本番レースでもスムーズなピットストップ作業を行えるようにするため、レースウィークエンドを通じて50回以上ものピットストップ練習を行うとのことです。※チームによります。

今後もF1レース観戦時のピットストップ作業には、目が離せませんね!
皆様が考える、過去1のピットストップ作業等ありましたらぜひコメント欄へお気軽に投稿してください!

本記事は、下記動画内の情報を参照して記述しましたので、ご興味ある方はぜひご視聴ください。
※自動生成ですが、日本語字幕での視聴も可能です。

これからも、日本のスポーツ市場において、モータースポーツ産業がより人気が出るよう、私なりにですが今後もF1に関する情報や気になるテーマや話題について発信をしていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いします。

Yodi
Yodi

これからもF1に関する情報発信していくよ!

以上、Yodiでした!

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