【縁の下の力持ち】F1は個人スポーツ?各スタッフの役割と構成を紹介

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【結論】F1は個人競技ではなく、チームスポーツ

F1チームはいかにして車体を世界24カ国まで運び、現地で車体を組み立て、3日間ものレースウィークエンドを運営しているのだろうか?果たしてドライバーのみでF1は成立するのだろうか。

よくF1について、「F1は完全個人競技でしょ。ただ、プロドライバーが車を運転して、同じコースを何周も周回するだけじゃん。」

上記の言葉を幾度となく、周りの知り合いや友人等にいわれてきました。

本投稿でお伝えしたいのはタイトルにもある通り、F1は個人競技ではなく、完全な「チームスポーツ」です。チームによりますが、その裏側では数百〜数千ものスタッフが携わりF1の車体開発からレース運営までを行っております。

Yodi
Yodi

本記事では、F1運営を行う上ですごく重要なポジションと役割をご紹介するよ!

今回の記事でわかること

・F1運営に携わっているスタッフとその役割
・F1運営の規模の大きさ

ドライバー

チーム:McLaren Racing Teams ドライバー:Land Noriis(ランド・ノリス)
引用:https://formula1-data.com/media/55472

F1ドライバーとは、文字通りモータースポーツの世界最高峰といわれるF1のレースに出場するドライバーのことです。

F1ドライバーの最大の役割は主に2つです。
①レースでの勝利
②メディア対応

レースでの勝利
どのスポーツにおいても、やはりスポーツ選手が目指しているのは一番です。
F1の世界においては、毎レースでの勝利がドライバーの役割となります。

毎レースの勝利の積み重ねの先にある「ドライバーチャンピオンシップ」と「コンストラクターズチャンピオンシップ」で一番を取ることがドライバーやチームにとって目指す目標となります。

◆メディア対応
F1ドライバーはレースへの出場のみでなく、「メディア対応」も仕事の一部となっております。
メディア発信を通じ「ファンの獲得」「情報発信」「スポンサー企業の対応」を行います。

プロスポーツはやはりどこまで行っても人気商売の一面もあります。
そのためには、選手ひとりひとりがメディア等の媒体を通じファンの獲得を行っていくのも重要な役割のひとつなのです。

F1には多くの企業スポンサーが関わっています。記者会見で選手が注目されることで、スポンサーのロゴや製品も宣伝されます。これにより、選手とスポンサーの関係が強化され、選手自身の価値も高まるのです。

こちらの記事で、「F1チームのお金事情」について詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください!

チームプリンシパル

チーム:Scuderia Ferrari Formula 1 人物:Frédéric Vasseur(フレデリック・バスール)   
引用:https://formula1-data.com/media/55482

F1のチームプリンシパルは、チームのリーダーとして、レース戦略の決定やスタッフ管理、スポンサー対応など、チーム全体の運営を担当する重要な役割を担っております。

彼らはドライバーやエンジニアと密に連携し、チームがレースで最大限のパフォーマンスを発揮できるようにサポートするだけでなく、メディア対応やチームの方向性を決める経営的な責任も負っています。

エンジニア

チーム:Mercedes AMG Petronas F1 Team
引用:https://formula1-data.com/media/55323 

エンジニアたちはサーキットで最も重要なポジションのひとつを担っており、そのタスクは最も多岐に渡ります。タスクが多岐にわたる分、エンジニアの種類も多くなっておりますので下記にエンジニアの種類一覧を記載しました。
※チームにより名称なども異なってきます。

・パフォーマンスエンジニア:シャシーやその他関連要素に加え、多様な車体のセッティングやパフォーマンス予測の算出等の役割を担っています。

・コントロールエンジニア:
ギアボックスのメンテナンスから管理・運用までを担っております。
また、ブレーキングマップ、およびマシン発進(ローンチ)のアシスト、エンジンのモニタリングなどを行っております。

・エアロダイナミックエンジニア:車の空気抵抗やダウンフォースを最適化するために、車体デザインやウィングの形状を研究・設計する役割を担っています。彼らの仕事は、マシンがより速くコーナーを曲がり、直線での速度を最大化できるよう、空力バランスを調整することです。

・エンジンエンジニア:エンジンの性能や信頼性を最大限に引き出すために、燃焼効率や冷却システムの最適化を担当します。彼らは、パワーユニットがレースの過酷な条件でも高い出力を維持できるよう、精密な調整やデータ解析を行います。

・ストラテジーエンジニア:レース中のピットストップのタイミングやタイヤ戦略など、チームが最適なレース戦略を取れるようリアルタイムでデータを分析し、判断を下します。彼らは天候や他のチームの動向を考慮し、勝利やポイント獲得のために戦術的な意思決定をサポートします。

テクニカルディレクター

(左)エイドリアン・ニューウェイ (右)マックス・フェルスタッペン 
引用:https://formula1-data.com/media/55106

テクニカルディレクターは、先程のすべてのエンジニアリング業務を統轄するポジションとなります。
マシン全体の技術開発と設計を統括し、各エンジニアリングチームが協力して性能を最大限に引き出すための指揮を執ります。

彼らはシャシーやエンジン、空力など多岐にわたる技術的な要素を総合的に管理し、競争力のあるマシン作りを進める役割を担っています。

F1界において最も有名なテクニカルディレクターは「エイドリアン・ニューウェイ」です。
彼の生み出したマシンはこれまでに180勝以上を挙げ、10回以上のコンストラクターズタイトルをチームにもたらしてきました。

来季(2025年)以降、別チームへの移籍を発表したりなど話題に絶えない人物のため、
また、「エイドリアン・ニューウェイ」についての別記事も書いてみたいと思いますのでお待ち下さい!

メカニック

チーム:Oracle Red Bull Racing    
引用:https://formula1-data.com/media/54120

F1メカニックは、マシンの組み立てや調整、レース中のピット作業を担当し、車両が最高のパフォーマンスを発揮できるよう維持・管理の役割を担っております。

彼らはタイヤ交換や部品交換、マシンの修理など、短時間で正確に作業を行い、レース結果に大きな影響を与える重要な役割を担っています。

また、過酷な役割とも言われております。例えば、ドライバーが練習走行(フリープロアクティス)や予選などで事故を起こして大破した場合、日曜日の決勝レースで走らすために徹夜で修復作業が行われることなども多々あります。

また、各セッションの間(約2時間程度)で修復する必要があるため、短時間で車体を修復するための高度な技術や知識も必要となってきます。

チーフメカニック

チームの整備スタッフを指揮し、マシンのメンテナンスやセットアップ作業を管理する責任者です。
彼らは、レース前後の車両の調整や修理を統括し、車が最高の状態で走行できるようサポートします。

データサイエンティスト

チーム:Mercedes AMG Petronas F1 Team

データサイエンティストの役割は、走行中のマシンからリアルタイム送信される膨大な量のデータ(エンジンパフォーマンス、空力効率、油圧、タイヤのグリップ、ブレーキの摩耗度など)を分析しております。

 現在のF1マシンはエンジンの回転数、ブレーキ圧、燃料の残量、タイヤの空気圧、車載カメラの映像などを送信する約300個のセンサーを搭載しており、1レース当たりのデータ量は数百ギガバイト(ギガは10億)に達するとも言われております。

現代F1がいかにしてIT・テクノロジー技術を活用し、レースを行っているのかがイメージできるかと思います。 

これらのデータのおかげで、テクニカルチームとドライバーたちはコース上で起きている事象を常時正確に把握に役立っております。

マーケティング・オペレーションディレクター

F1マーケティング・オペレーションディレクターは、チーム運営に欠かせないマーケティング活動全般の統括の役割を担っております。

F1のマーケティング活動には、多くの活動項目があります。

・チームブランドのデザイン(設計)
・チームブランドのイメージ発信
・チームウェア(衣服)の作成や展開
・ホスピタリティの運営や各地方で行われるイベントの運営

上記以外の例を上げだすとキリがないほどの、数多くの活動を行っております。

そうしたマーケティング活動を通じ、新規顧客の獲得だけでなく、私のような全世界にいるいちファンへF1の魅力が届いているのです。

下記の動画を参考に上記内容を書いてみましたので、お時間ある際にぜひご視聴ください!
日本語字幕で視聴することをおすすめします!

最後に

Yodi
Yodi

本記事では、F1運営に携わっているスタッフとその役割について紹介してきたよ!


当然ですが、今回ご紹介したスタッフは、F1チームのすべての職務を網羅しているわけではなく、サーキットに帯同する専門職のみを取り上げました。

F1チームでは、レースの現場に帯同するスタッフ以外にもファクトリー勤務の従業員が多く在籍しております。チームによりますが、全体で数百〜数千人ものスタッフが各チーム2台のF1カーを創るのに携わっているのです。

冒頭でもお伝えした通りF1は個人競技ではなく、完全な「チームスポーツ」と言えるでしょう!

本記事を通じて、少しでもF1の運営規模の大きさやF1の魅力について感じていただけたら嬉しいです
これからも、日本のスポーツ市場において、モータースポーツ産業がより人気が出るよう、私なりに微力ですが今後もF1に関する情報や気になるテーマ・話題について発信をしていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いします!

以上、Yodiでした!

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